静岡県にある浜名湖から広がり、全国的に流行っている【クロダイ(チヌ)トップゲーム】で代表格とされているルアーが、今回メインテーマとなる「RA ポップ(アールエーポップ)」です。
最早トップチニングゲームに欠かせないルアーですので、ワームではなくトップウォーターでチヌを釣りたい・・・って人は、ぜひ使ってみて下さい。
RAポップの詳細スペックとオススメカラー
RAポップはチヌ専用ポッパーとしてジャクソンからリリースされているルアーで、サイズが「7cm」、ウエイトが「7g」と、見た目的には特に他のポッパーと差別化されていない、ある意味【スタンダードなチヌ用トップウォータープラグ】ですね。
水面での立ち姿勢はチヌが捕食しやすい角度を保ってくれ、エラ部分がフィン状になっており左右へのダート幅を抑えてくれるので、ミスバイトが多いチヌのアタリをモノにしやすい作りとなってます。
カラーラインナップは15色あり、オススメカラーは【ゴールド系(アカキンなど)】や【ナチュラル系(イワシなど)】ですが、ぶっちゃけ好みで決めればいいと思います。
RAポップはチヌに特化したトップウォータープラグ
RAポップを使うべきシュチュエーション
RAポップ(というよりチヌトップゲーム全般に言えること)を使うべきシュチュエーションですが、基本的には「デイゲーム」であり、比較的水深が浅い(50cm〜3mぐらいまで)フィールドが理想的で、風がなく波が立っていない所謂「凪の日」を狙うようにして下さい。
ナイトゲームでもトップゲームを楽しむことはできますが、やはりデイゲームに比べると反応が悪くなったり乗せが悪くなったりしますのでオススメはできません(夜はワームのほうが釣果が安定します)
また、水深が深くなればなるほど成立させるのが難しくなるので、どれだけ深くても水深3mほどのフィールドを選ぶことをオススメします。水深50cmほどの場所でもバコバコ釣れることもあるので、ぜひそのような場所を探してみて下さいね!
ちなみに、風が強く波が立ってる日はRAポップを上手く動かせず、ゲームそのものが成立しなくなりますので、凪の日を中心に釣行スケジュールを立ててみて下さい。
デイゲームで水深が浅く、凪の日がオススメ
ロッドはライトでハリのあるものを
トップチニングゲームを楽しむときのロッドセレクトですが、どちらかと言うと「ライトセッティングなロッド」がオススメで、ティップは【チューブラー】であり、比較的ハリのあるロッドが使い良いです。
あまりにハードでガチガチなロッド(硬めのシーバスロッドなど)だと、アクション時にRAポップを動かしすぎ、場合によってはまともにアクションさせられないこともあります。
ティップはやはりチューブラーティップモデルがオススメ。ソリッドティップだとロッドアクションを吸収してしまいがちで、RAポップの動きの良さを殺してしまい、結果として釣果に悪影響を与えることになりますからね。
比較的ハリのあるチューブラーティップモデルのロッドをセレクトして下さい。
チューブラーティップのアジングロッドやメバリングロッドを流用できる
クロダイ(チヌ)が好むポップ音を演出
RAポップは、チヌが好んで反応するポップ音を出すことができ、軽いロッドアクションを付けるだけでパシャ、パシャ、と比較的小さい目のポップ音でアピールすることができます。
軽めのポップアクションで反応しないときはロッドアクションを強めにすることでボフ、ボフ、とポップ音を大きくするだけで状況が一変することもありますので、ぜひお試しを。
軽めのロッドアクションで控えめなポップ音を奏でよう
RAポップの具体的な使い方
RAポップの使い方ですが、キャスト後の着水で波紋が消えた辺りからアクションをスタート。チョン、チョンと軽めのロッドアクションを付け、RAポップを小さく左右へダートさせる感じで動かします。
パシャ、パシャ、パシャ・・・と一定のリズムでポップ音を響かせるのがコツ。
また、チヌは非常に警戒心の高い魚ですので、アクション途中に止め(ストップ)を入れてしまうと「これは偽物だな・・・」と見切られてしまうことが多いです。
場合によってはストップが効く場面もありますが、基本的には止めることなくアクションを続け、チヌの反応を待ちましょう。
アタリは引ったくるように持っていくこともあれば、水面をバシャ!っと割るように出ることもあります。ミスバイトがあっても2度3度アタってくることが多いので、ミスバイトがあっても慌てず騒がず、とにかく平常心を保ちポップアクションを続けるのが釣果を安定させるコツです。
一定のテンポでひたすらポップ音を響かせる