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アピア【H-bait(エイチベイト)】はサヨリパターンに最適!その使い方を具体的に解説!

※アイキャッチ画像出典:Amazon

今回は、アピアからリリースされているシーバス用ミノー【H-bait(エイチベイト)】についてのお話。このH-bait(エイチベイト)というミノー、数あるシーバス用ミノーの中でも一際「スリム」なシルエットをしており、その見た目はどう見ても「サヨリ」そのもの。

その見た目通り、シーバスベイトパターンの中でも特に難しいとされる「サヨリパターン」にて使うことができるルアーで、特に水深が50cmほどしかないような「シャローエリア」では欠かせないルアーとなっています。

 

今回は、そんなサヨリパターンに欠かせないルアーである「H-bait(エイチベイト)」の詳細や、具体的な使い方についてお話していきますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

H-bait(エイチベイト)はシャローエリアに特化した性能

H-bait(エイチベイト)は見ての通り非常にスリムな形状をしており、サイズは「140mm」、重量は「14g」、アクションは「デリケートスローピッチウォブリング」となっています。

サイズは比較的大きい14cmとなっていますが、そのスリムな形状からサヨリパターンだけではなくマイクロベイトパターンにも使うことができ、場合によってはバチパターンにも流用することができるでしょう。サイズの割に重量はなく、ライトなタックルセッティングでも扱えるのが嬉しいところ。

 

アクションは「デリケートスローピッチウォブリング」となっており、聞き慣れない言葉ではありますが、つまり【デリケートなほどゆっくりなピッチでウォブンロール】してくれる・・・というそのまんまの意味なので、深く考える必要性はないと思います。

H-bait(エイチベイト)の潜行レンジは「20cm〜40cm」となっていますが、よほど速く巻かない限りは40cmのレンジに達することが難しいため、基本的には「20〜30cm」のレンジを狙うためのルアーだと認識しておけばオッケーです。完全にシャローを攻略するためのルアーですね。

H-bait(エイチベイト)を投入すべきタイミング

H-bait(エイチベイト)はその静かな動きからアピール力の高いルアーではなく、遠くからシーバスを寄せてきたり、活性がハイになっているシーバスを狙うには非効率的なルアーです。そのため、H-bait(エイチベイト)を投入する場面は、シーバスがボイルしているときや、ベイトが浅瀬に集まる「まずめ」の時間帯がベストなタイミングとなります。

特に、サヨリ相手にボイルが起こっている状況下では、他のルアーでは見向きもされないことが多いのですが、このH-bait(エイチベイト)には好反応を示すことが多いんですよ。これはH-bait(エイチベイト)のスリムなボディシルエットと、テールから出される波動がより「サヨリに近いもの」だということが要因となっており、他のルアーでは反応しないシーバスをバイトに繋げることができます。

 

また、H-bait(エイチベイト)はサヨリパターンだけではなく、バチや落アユといったベイトパターンにでも使えるルアーのため、浅瀬にプランクトンが湧き、そのプランクトンを食べに寄ってきたベイトが湧く「まずめ」の時間帯にもそのポテンシャルを発揮します。

シャローエリアにベイトが寄ると言うことは、そのベイトを捕食しにシーバスも浅瀬へ寄ってきますからね、この時間帯はチャンス以外の何者でもないので、シャローエリアをまるで小魚のように動かすことのできるH-bait(エイチベイト)を使い、攻略していきましょう。

H-bait(エイチベイト)の使い方

アピア「H-bait(エイチベイト)」の使い方ですが、基本的には「ただ巻き」だけで使うルアーという認識でオッケーです。もちろん、トゥイッチなどのアクションを入れた使い方もできないことはないですが、その使い方をするのであれば敢えてH-bait(エイチベイト)を使う意味がありませんからね。

H-bait(エイチベイト)はあくまでスローピッチな動きから生み出される特徴的な波動を利用し、シーバスに口を使わせる・・・そんなイメージの使い方が正解です。

 

また、H-bait(エイチベイト)はその静かなアクションから引き抵抗が得られないものと感じてしまいますが、実際はリップが適度に水を噛んでくれ、適度な抵抗を感じながらリーリングすることが可能。静かなルアーにありがちな「何をしているのか分からない」という退屈さも軽減されるため、ルアーの動きを楽しみながら釣りを楽しむことができます。

リーリングスピードは「デッドスロー」が基本で、ゆっくり巻くことでぱっと見はノーアクションに思えてしまうほどの小さなローリングを演出し、少し速く巻くことで少しだけロール幅が広くなり、ほんの少しだけアピールを強くすることができるようになっています。

 

あまりにデッドスローに巻きすぎてしまうと、アピール力が弱くなりすぎてしまうので、「目で見て微かに動いているな・・・」と感じる程度のリーリング速度を軸とし、現場合わせでスピードを調整していきましょう。

以上、アピア「H-bait(エイチベイト)」の詳細と、使い方についてのまとめでした。