※アイキャッチ画像出典:DAIWA
今回は、DAIWAからリリースされているメバル用ミノー「月下美人 夜霧Z」の使い方の紹介です。ワームではメバルが反応しないときや、捕食しているベイトによってはミノーなどのプラグが効果バツグンなケースがあるので、引き出しの一つとして「夜霧Z」をタックルケースへ忍ばしておくと、何かと捗ること間違いなし!
夜霧Zは4つのラインナップがある
サイズ | ウエイト | |
---|---|---|
42F | 42mm | 1.9g |
42S | 42mm | 3.7g |
42F-DR | 42mm | 2.2g |
42S-DR | 42mm | 3.1g |
このように、月下美人夜霧Zには、サイズは同じであるものの、異なるラインナップが4つ揃っています。この4つを使い分けることでどうような状況下でも対応することができますし、もちろん釣果を伸ばすキッカケにもなるため、自分に必要な夜霧Zを見極め、揃えておくことで非常に即戦力となる引き出しを一つ増やすことができます。
では、この4つのラインナップをどう使い分けるのが正解なのか?その辺りについて、詳しくお話していきます。
ラインナップ別の使い分け
夜霧Zには「F(フローティング)」と「S(シンキング)」の2つが用意されています。フローティングは水に浮くタイプのルアーであり、シンキングは水に沈むルアーとなっています。
浮いているメバルを狙いたいときはフローティング、反対に沈んでいるメバルを狙うときはシンキング・・・このような使い分けができますね。では、4つのラインナップの使い分けを1つずつ見ていきましょう。
42Fは表層付近を漂わすように使う
42Fは、シリーズの中で最も軽いウエイト(重さ)であり、より表層近くをよりナチュラルに誘うことができるルアーとなっています。飛距離こそ稼げないものの、表層付近に定位しているメバルに対し絶対的破壊力を持ったルアーとなるため、夜霧のベーシックとして使いたいラインナップの一つですね。
そのナチュラルさを活かし、潮の流れに乗せながら放置しておく「ドリフト釣法」とも相性が良いですし、巻きの後にステイを入れ、浮上中にバイトを狙う・・・というテクニックも効果的です。
42Sはメバルが沈んでいるときに有効
42Sは42Fに比べ、自重が2g以上も重たく設定されているため、必然的に「飛距離」を伸ばせます。つまり、広範囲に散らばるメバルをサーチするときに有効的なルアーであり、シンキングタイプであることを活かし、沈んでいるメバルを狙うときにも適しています。
まずめの時間帯など「メバルが表層まで浮いてきていないな・・・」というときや、「活性が低く中層〜ボトムへ沈んでいるな・・・」というときなど、このような場面で必要不可欠なラインナップとなっているため、42Fと上手く使い分けることでより多くの釣果をゲットすることができるのです。
42F-DRは、42Fよりも深く潜行する
42F-DRは、42Fに比べ深く潜行するため、表層〜1mまでのやや深いレンジを探ることができたり、浮き上がりまでの時間が長いため、リトリーブ後の「食わせの間」を長く取ることが可能となっています。
メバルが表層よりやや下に定位しているときや、警戒心が高く、42Fの浮上速度では反応しないときに有効的なラインナップですね。
42S-DRは最大1.5mの潜行深度が魅力的
42S-DRはウエイトこそ42Sに及ばないものの、フローティングに比べると抜群の飛距離を誇ることから、広範囲を広く探ることに向いているルアーです。
また、潜行深度が「最大1.5mと深く」、より深いレンジを探ることができるようになっています。風や波が強い場面や、立ち位置から足場が高いような場所でもしっかり泳ぎ、なおかつ使いやすいため、現場コンディションが悪いときに役に立つラインナップですね。
夜霧Zに用意されている4つのラインナップを駆使し、釣果を最大限まで伸ばしてみよう!
夜霧Zの使い方
夜霧Zの使い方ですが、基本へ忠実に「ただ巻き」だけで使うのもオッケーです。特にメバルは横の動きに弱く、ただひたすら巻いているだけでも高反応を見せてくれる魚ですからね、フローティング、シンキング問わず、まずは「ただ巻き」からスタートしてみることをおすすめします。
問題なのが「ただ巻きだけでは全く反応しない」とき。
そんなときは、巻きの間に【ステイ】を入れるのが有効的です。
ステイを入れることで、シンキングであればサスペンド気味に沈下していきますし
フローティングでは、ステイから10秒ほど掛けて水面まで浮上します。この、サスペンド気味に沈下していくときや、ジワジワと浮上していく動きがメバルに対し非常に有効的な誘いになるため、ただ巻きだけで食わないときは【巻きの中にステイを入れる】というテクニックを試してみて下さい。